ゆるく生きる

フリーランスエンジニアで一人法人を運営しています。

【書評】何事もなんとかなる??

30代を過ぎた。

この歳になると、人生なんとかならないこともあると、一度は考えたことがあると思う。自分に自信がなく、仕事もうまく務まらない、会社で肩身の狭い思いをしてしんどいことも本当にあるんだと実感している。

僕は現在31で、逃げるように会社員を辞めて、先日会社を設立した。

貯金はほぼない、フリーランスエンジニア(技術も特になく実務1年くらい)で資金を稼ぎながら、新しい事業を始める予定である。正直賭けだ。

そんな不安もあるなか、本書は「everything is figureoutable」=「すべて、なんとでもできる」という著者の母が言った一言を、様々な体験を通して紹介してくれる。

実際、著者は社会に出て仕事を始めるも、何か自分のやるべきことではないと考えて職を転々としたり、ウェイトレスをしながら、美術大学に入り直したりと、周囲と比べて一筋縄ではない自分の人生を混乱した経験を語っている。しかし、コーチングと出会い、何かが自分に引っかかり、会社を設立してアメリカで事業を拡大させている。

当然ながら、経営の経験もなく、営業・マーケティング経理などよくわからないまま進め、様々な人をコーチングで見てきた中で、どんな状況でも人は、何事もなんとかできるのだということを確信を持つようになっていく。

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まだまだ自分の少ない経験では分からないが、実際のところ人生はなんとかなることの方が多いのではないかと、本書は僕に思わせてくれた。自分より状況が悪いなか、前に進んだ人間なんて世界にゴマンといるのだ。自分の問題など広い視野を取れれば本当に「figureoutable」なのかもしれない。

 

*学生時代に読んだ本書も衝撃的で、あぁ自分の知っている世界など本当に狭いんだなと感じさせられた。

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今苦しい状況にいるという人は、一度読んでみるといいかもしれない。著者の経験や接した人のエピソードもふんだんでかなり参考になるのではないかと思う。